咽後膿瘍の縦隔への進展-112回医師国家試験A問題64
左歯の痛みから、頚部痛、胸痛へと進展あり。 発熱あり、WBC/CRP高値。 頸部造影CTでは、咽頭ー喉頭周囲に本来認めない液貯留およびガス像を認めています。 胸部では、心臓の周りに辺縁に造影効果を有する液貯留を認めていま […]
悪性軟部腫瘍のMRI画像診断-112回医師国家試験A問題54
右の大腿部に類楕円形の腫瘤あり。 T1強調像で内部は筋肉と等信号〜一部境界不明瞭な不均一な高信号あり。T2強調像では、不均一な高信号でflow voidを疑う低信号あり。 3ヶ月で6cmから9cmに急速に増大していること […]
再膨張性肺⽔腫-112回医師国家試験A問題41
来院時レントゲンで右側に胸水貯留があることとわかります。 したがって、胸腔穿刺を行ったのは右側であり、胸腔穿刺後Ⅰ時間後のレントゲンでは胸水の減弱を認めています。 ただし、中下肺野にすりガラス影ー浸潤影を認めています。 […]
Adamkiewicz動脈障害による脊髄梗塞-112回医師国家試験A問題45
胸部下行大動脈から腹部大動脈にかけて、巨大な動脈瘤あり。 またその下の腹部大動脈にも瘤あり。 同部の大動脈瘤の手術において、注意しなければならないのは、 Adamkiewicz artery(アダムキービッ […]
頭蓋内悪性リンパ腫ー112回医師国家試験A問題40
頭部の造影MRIにおいて、左の前頭葉に球形の均一に造影される腫瘤を認めています。 その周囲には低信号が目立ち、広範な浮腫を疑う所見です。 腫瘤の背側にも小さな造影効果あり。 また右側にも索状の造影効果を認め […]
上顎洞癌の再発-112回医師国家試験A問題35
視診にて右頬部の腫脹を認めています。 MRI画像において右の上顎洞から皮下にかけて腫瘍の再発を疑う所見を認めています。 右上顎癌の再発が疑われ、bが正解となります。 正解 b
尿管異所開口-112回医師国家試験A問題32
静脈性尿路造影で両側に完全重複腎盂尿管を認める。 →両側に2つずつ腎盂と尿管を認めるということ。 ところが、膀胱鏡検査では、右側に2つ、左側に1つ尿管口を認める。 →左側は途中で合流したが、右側は膀胱に到達するまで尿管が […]