冠動脈の造影 3D-CT ①〜⑤を別に示す。 左冠動脈回旋枝はどれか。
a ①
b ②
c ③
d ④
e ⑤
冠動脈造影CTを3D再構築した心臓の立体画像です。
冠動脈の解剖をイラストで表すと次のようになります。
右冠動脈は単体で分岐するのに対して、左冠動脈は②主幹部(LMT:Left Main Trunk)から
- 前下行枝(LAD)
- 回旋枝(LCX)
がそれぞれ分岐します。
ですので、①が右冠動脈となります。
上のイラストのように、右冠動脈、左前下行枝、左回旋枝の順番で並びますので、
- ⑤が左前下行枝(LAD)
- ③が左回旋枝(LCX)
となります。
なお、左前下行枝(LAD)の途中から分岐する④の血管はD2(第2対角枝)と呼ばれます。
その横にあるのがD1(第1対角枝)です。第2対角枝は第1対角枝よりも大きいのが特徴です。
ということで正解はcとなります。
冠動脈の解剖はこちらから無料でDLできます。
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pdfの中身はこんな感じです。
ご興味があれば、復習にお役立てください( ^ω^ )
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