静脈性尿路造影で両側に完全重複腎盂尿管を認める。

→両側に2つずつ腎盂と尿管を認めるということ。

ところが、膀胱鏡検査では、右側に2つ、左側に1つ尿管口を認める。

→左側は途中で合流したが、右側は膀胱に到達するまで尿管が合流せずに別々に膀胱に開口したということ。

この場合、

  • 左側:不完全型重複腎盂尿管
  • 右側:完全型重複腎盂尿管

という。

つまり、本来開口する場所でないところに右側は開口しているということであり、

正解はcの尿管異所開口となる。

ちなみに、異所開口した尿管にはしばしば異所性尿管瘤が生じやすい。

尿管異所開口(ectopic opening of ureter)1)

  • 尿管芽の発生部位の異常によるもの
  • 勝脳内の通常の開口位置より尾側に開口したものが問題となる
  • 膀胱頚部に異所開口した場合、多くは尿管瘤を伴う
  • 女児では、尿道括約筋 より末梢尿道や、膣、膣前庭などで開口すると、持続性の尿漏れを来す
  • 尿管異所開口の70%は完全重複腎孟尿管症に伴う

参考文献:1)画像診断 Vol.31 No.6 2011 P597