視診にて右眼球に充血を認めています。

突出ははっきりしません。

MRI画像では右上眼静脈の拡張ははっきりしません。(あるのかも知れませんが微妙です。)

右内頚動脈造影にて、右上眼静脈の著明な拡張を認めています。(オレンジの→)

本来このような拡張は認めません。

内頸動脈よりも太くなっており明らかに異常です。

これらから、内頸動脈→海綿静脈洞→上眼静脈という動脈から静脈洞へと本来ない血液の流れが存在する

内頸動脈ー海綿静脈洞瘻(CCF)

が存在することが予測されます。

治療は、血管内手術による瘻孔の閉鎖が第一選択となります。つまり、内頸動脈と海綿静脈洞が作っている瘻孔を閉鎖すると言うことです。

従って解答はbとなります。

解答 b

なお海綿静脈洞には、脳神経のⅢ、Ⅳ、Ⅴ1、Ⅴ2が走行しており、外転神経(Ⅵ)や動眼神経(Ⅲ)が障害され、外眼筋麻痺による複視や外転神経麻痺が起こる事があります。

参考文献:

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経 P146

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