問題:第120回医師国家試験D16
45歳の男性。1か月前から排便時の出血を自覚していた。CEA 10.2 ng/mL。下部消化管内視鏡検査の直腸像と腹部造影CTを示す。その他の画像検査で遠隔転移は認めず、開腹手術を行うことにした。
手術時の体位で正しいのはどれか。
a 座位
b 仰臥位
c 砕石位
d 腹臥位
e 右側臥位
問題文は厚生労働省の原文をもとに、学習に必要な要点を抜粋・要約しています。



出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題および正答」・D16。提示画像は公式別冊から抽出し、画像本体に矢印や着色は追加していません。
正答を確認する
正答:c 砕石位
公式正答値表:D016 C。
直腸の病変を、骨盤内の位置と対応させる
内視鏡では不整な隆起を伴う病変があり、造影CTでも直腸壁の不整な肥厚を認めます。病歴と合わせて、直腸癌に対する手術を考える設問です。
内視鏡は粘膜側、CTは壁や周囲組織、他臓器などを評価する検査です。CEAの上昇だけで癌を確定せず、実際には病理診断や病期評価を組み合わせます。提示された1断面から、壁深達度や手術術式を細かく断定しないようにします。
腹部と肛門側、両方から操作できる体位
砕石位は仰向けの体幹で両下肢を挙上・開脚する体位です。腹部からの操作に加えて、肛門・会陰側へアクセスしやすくなります。直腸手術でその必要性を考え、cを選びます。
腹部手術だから一律に単純な仰臥位を選ぶのではなく、骨盤内でどのような操作が必要かを考えます。問われているのは麻酔中の体位で、検査時の体位ではありません。
設問の範囲を越えて術式を決めない
直腸癌の手術では病変の高さや広がりによって術式が異なります。今回の正答は砕石位ですが、すべての直腸手術の全工程が同一の体位になるという意味ではありません。
画像から病変の位置を押さえ、肛門側の操作を想定して体位を選ぶ。このつながりを覚えておきましょう。
国試で押さえること
全選択肢の解説
この問題の全選択肢の解説は、第120回医師国家試験 D16(医師国家試験 過去問解説)で確認できます。
正常解剖の復習に、画像診断cafe
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出典・参考文献
- 厚生労働省:第120回医師国家試験問題および正答。D16・公式正答値表。
- 問題別解説の照合:コクシメイク・120D16。当該問題の解説を閲覧して照合。








