問題のポイント
造影CTを施行する際、事前に確認すべき事項を問う知識問題です。公式正答はdの腎機能です。
厚生労働省の問題・別冊・正答を見る:第112回医師国家試験B5。
問題文・選択肢を読む
造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
a
喫煙歴
b
飲酒歴
c
肝機能
d
腎機能
e
認知機能
正答を確認する
公式正答:d
クレアチニンだけでなくeGFRと経過を見る
ヨード造影剤の使用前には、必要に応じ血清クレアチニンやeGFRを確認し、急性腎障害の有無、脱水、最近の病状変化などを評価します。値の大小だけでなく、その検査が現在の状態を反映しているかが重要です。
過去の検査値がいつまで使えるかは、外来・入院、腎機能の安定性、急性疾患の有無などで変わります。「6か月以内なら全員よい」という一律の基準にはしません。
必要な造影検査の利益とリスクを比べる
造影後に生じた急性腎障害が、すべて造影剤そのものによるとは限りません。造影に時間的に関連した腎障害と、造影剤が原因と判断される腎障害は区別して扱います。
腎機能が悪いだけで必要な検査を自動的に中止するのではなく、診断の利益、代替検査、補液などの予防策を個別に検討します。過去の造影剤反応、喘息、メトホルミンなどの薬剤情報も確認します。
国試で押さえること
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出典・参考資料
- 厚生労働省:第112回医師国家試験の問題・別冊。B5を参照。
- 厚生労働省:第112回医師国家試験の正答値表。公式正答を照合。
- 問題別解説:コクシメイク 112B5。当該問題の解答・解説を開いて照合。
- ESUR:造影剤安全性ガイドライン2025
解説更新:2026年10月16日。国試の正答と、実際の診療で個別に判断する事項を分けて解説しています。








