問題:第120回医師国家試験B36
12歳の男児。学校で着替えの際に友人に胸の形を指摘され、本人が気にしている。自覚症状はない。身長158 cm、体重40 kg。胸部エックス線写真と胸部単純CTを示す。
身体所見としてみられるのはどれか。
a 胸郭の動揺
b 胸骨の陥凹
c 胸骨の突出
d 鎖骨の隆起
e 肋骨の外反
問題文は厚生労働省の原文をもとに、学習に必要な要点を抜粋・要約しています。



出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題および正答」・B36。提示画像は公式別冊から抽出し、画像本体に矢印や着色は追加していません。
正答を確認する
正答:b 胸骨の陥凹
公式正答値表:B036 B。
側面像とCTで、前胸壁の形を確かめる
CTでは胸骨のある前胸部中央が後方へ落ち込み、胸郭の前後径が短くなっています。側面X線も合わせて、胸骨が後方に位置する形を確認します。この形態が漏斗胸で、身体所見では胸骨の陥凹に対応します。
正面像で心陰影や右心縁の見え方が気になっても、すぐに肺炎や心拡大と決めないようにします。胸郭の変形によって、心臓の位置や投影も変わります。
陥凹と突出を、言葉と画像で結ぶ
漏斗胸は前胸壁が内側へくぼむ形です。これに対して鳩胸では胸骨側が前方へ突出します。名称だけで覚えるより、胸骨が脊椎へ近づく方向か、前へ出る方向かを横断像で考えると整理できます。
胸郭の動揺は呼吸に伴う動きの異常を指し、静止画像の形態異常とは別です。本問には外傷や多発肋骨骨折を示す病歴もありません。
画像の形だけで手術適応まで決めない
陥凹の程度を数値化する方法にHaller indexなどがありますが、今回の記事では計測していません。写真の印象だけで数値や重症度を作らないようにします。
治療の検討には形態だけでなく、心肺への影響、本人の困りごと、成長段階などを含めます。今回問われているのは、画像から身体所見を選ぶことです。
国試で押さえること
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全選択肢の解説
この問題の全選択肢の解説は、第120回医師国家試験 B36(医師国家試験 過去問解説)で確認できます。
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出典・参考文献
- 厚生労働省:第120回医師国家試験問題および正答。B36・公式正答値表。
- 問題別解説の照合:コクシメイク・120B36。当該問題の解説を閲覧して照合。
- 京都市立病院:漏斗胸








