第119回医師国家試験 F30(2025年)
正答:a・c
問題
正期産児で、日齢0より日齢28で高値となるのはどれか。 2つ選べ。
a.IgA
b.IgG
c.IgM
d.白血球
e.ヘモグロビン
正答の理由
本問では、出生後に児自身による産生が進むaのIgAとcのIgMを選びます。いずれも胎盤をほとんど通過せず、出生時の血清濃度は低値です。IgAの増加は緩やかで個体差もあります。一方、IgGは母体から胎盤を介して移行した分が出生後に減少します。
各選択肢の検討
a.IgA:正しい。出生後に児自身による産生が進みます。
b.IgG:母体由来のIgGが出生後に分解され、しばらく低下する方向です。
c.IgM:正しい。出生後の抗原刺激に伴い児自身の産生が増えます。
d.白血球:出生直後の高値から低下し、日齢28の方が高いとは考えません。
e.ヘモグロビン:出生後の造血変化などにより低下し、生理的貧血へ向かいます。
覚えるポイント
胎盤を通過する主要な抗体はIgGです。母乳の分泌型IgAの作用と、児の血清IgA産生を混同しません。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。