第119回医師国家試験 F14(2025年)
正答:c
問題
皮膚の構造や機能で正しいのはどれか。
a.Merkel 細胞は免疫担当細胞である。
b.皮脂の主成分はコレステロールである。
c.チロシナーゼはメラニン生成に必須である。
d.アポクリン汗腺の導管は表皮に直接開口する。
e.ヘミデスモソームは表皮細胞間の接着に関わる。
正答の理由
メラニン合成ではチロシナーゼがチロシンからL-DOPA、さらにDOPAキノンへの反応に関わります。そのためcが正しい記述です。細胞の機能、汗腺の開口部、接着構造を区別します。
各選択肢の検討
Merkel細胞:触覚に関わる細胞です。免疫担当細胞として代表的なのはLangerhans細胞です。
皮脂の主成分がコレステロール:トリグリセリドやワックスエステル、スクアレンなどを含み、コレステロールを主成分とする記述は不適切です。
チロシナーゼ:メラニン生成に必須の酵素です。
アポクリン汗腺が表皮に直接開口:通常は毛包に開口します。皮膚表面に直接開口するのはエクリン汗腺です。
ヘミデスモソームの細胞間接着:基底細胞と基底膜の接着に関わります。表皮細胞同士の接着はデスモソームなどです。
覚えるポイント
Merkel=触覚、Langerhans=免疫、デスモソーム=細胞間、ヘミデスモソーム=基底膜への接着と整理します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。