⑤は中節骨の骨折線と転位を認める|第119回医師国家試験E12

第119回医師国家試験 E12(2025年)

正答:e

問題

手指のエックス線写真(別冊No.1①〜⑤)を別に示す。

骨折を認めるのはどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

指のX線像①から③。①はDIP関節の変形性変化、③は骨端線を認める。
別冊No.1 ①〜③ / 出典:厚生労働省・第119回E別冊(原本の該当ページ)
④は関節脱臼、⑤は中節骨の骨片と転位を伴う骨折。
別冊No.1 ④・⑤ / 出典:厚生労働省・第119回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

⑤では中節骨の骨皮質の連続性が断たれ、複数の骨片と転位が見えます。明らかな骨折を認めるのは⑤で、eが正解です。関節のずれ、骨端線、変形性変化と骨折線を区別します。

画像の見方

⑤の中節骨に斜めの骨折線が走り、複数の骨片に分かれて転位しています。④は骨そのものの連続性より関節面のずれが目立つ脱臼であり、③の規則的な骨端線や①の関節裂隙狭小化・骨増殖とも区別できます。

各選択肢の検討

a.①:DIP関節の関節裂隙狭小化や骨増殖など、変形性変化が目立ちます。

b.②:明らかな骨皮質の断裂を認めません。

c.③:小児の骨端線が見えますが、規則的な線で骨折とは異なります。

d.④:関節面の対応が失われた脱臼像で、提示された骨折の正答ではありません。

e.⑤:中節骨の骨折線、骨片、転位を認めます。

覚えるポイント

指のX線では骨皮質を順にたどり、関節の整列と小児の骨端線も確認します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第119回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました