第119回医師国家試験 D1(2025年)
正答:d
問題
注意欠如多動性障害〈注意欠如多動症〉〈ADHD〉で正しいのはどれか。
a.こだわりが強い。
b.知能低下を伴う。
c.独り遊びが多い。
d.衝動的行動を認める。
e.多動は次第に悪化する。
正答の理由
ADHDの中核となる特性は不注意と多動性・衝動性であり、dの衝動的行動が正しい選択肢です。本人の年齢や発達水準に照らして、複数の生活場面での持続的な困難を評価します。
各選択肢の検討
a.こだわりが強い:自閉スペクトラム症などで評価する特性です。ADHDにも併存し得ますが、中核特性として選ぶのは衝動性です。
b.知能低下を伴う:知的発達の遅れはADHDの必須条件ではありません。
c.独り遊びが多い:対人交流の特性として評価する所見で、ADHDを特徴付ける中核症状ではありません。
d.衝動的行動を認める:正しい。順番を待てない、考える前に行動するなどの困難につながります。
e.多動は次第に悪化する:年齢とともに目立つ多動が軽減する例もあり、一律に悪化するとはいえません。
覚えるポイント
ADHDを知能やしつけの問題と決めつけず、不注意・多動性・衝動性と生活上の困難を評価します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。