ショックを伴う鈍的外傷では骨盤出血を確認する|第119回医師国家試験C8

第119回医師国家試験 C8(2025年)

正答:d

問題

病院搬入時にショックを合併する鈍的外傷患者のエックス線撮影で、胸部とともに撮影する部位はどれか。

a.頭部

b.頸椎

c.腹部

d.骨盤

e.大腿骨

正答の理由

鈍的外傷でショックを伴う場合は、大量出血を起こす損傷を迅速に探します。胸部に加え骨盤の単純X線で骨盤骨折を確認し、後腹膜出血の可能性を評価するため、dが正解です。蘇生や止血を並行し、検査のために救命処置を遅らせません。

各選択肢の検討

a.頭部:頭部外傷の評価は重要ですが、この条件で胸部と組み合わせる単純X線の優先部位ではありません。

b.頸椎:頸椎保護は行いますが、ショックの出血源検索で選ぶ部位ではありません。

c.腹部:腹腔内出血はFASTなどで迅速に評価し、腹部単純X線はその検出に適しません。

d.骨盤:骨盤骨折による大量の後腹膜出血を疑い評価します。

e.大腿骨:骨折による出血も起こりますが、設問の初期の定型的な撮影の組合せは胸部と骨盤です。

覚えるポイント

外傷初期診療では生命を脅かす病態の発見と蘇生を優先し、循環が不安定な患者の検査は迅速に行います。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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