第118回医師国家試験 E21(2024年)
正答:a
問題
写真(別冊No.1A〜E)を別に示す。
肛門直腸の診察に用いる器具はどれか。
a.A
b.B
c.C
d.D
e.E





正答の理由
Aは内筒を備えた筒状の肛門鏡です。肛門から挿入し、内筒を抜いて照明下に肛門管や下部直腸を観察するためaが正解です。
画像の見方
Aは先端に向かって細くなる金属製の筒と内筒、照明用の柄を備えています。内筒を抜くと肛門管の内面を直視できます。Bはマウスピース、Cは鉤を備えた開創器、Dは鼻鏡、Eは屈曲した長いMagill鉗子で、Aと構造・用途が異なります。
各選択肢の検討
a.A:正しい。筒状の外筒と、挿入を容易にする内筒を備えた肛門鏡です。
b.B:マウスピースで、内視鏡検査時などに口にくわえて用います。肛門鏡ではありません。
c.C:先端が鉤状となった開創器で、創を開いて保持する器具です。
d.D:2枚の弁を開いて鼻腔を観察する鼻鏡です。
e.E:屈曲した長い鉗子で、口腔・咽頭の操作などに用いるMagill鉗子です。肛門内を観察する筒状器具ではありません。
覚えるポイント
肛門鏡は挿入用の内筒と観察用の外筒を備える。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第118回医師国家試験問題および正答
- WHO:Guidelines for the management of symptomatic sexually transmitted infections — How to perform an anoscopy examination
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。