眼窩吹き抜け骨折では眼球運動と眼窩下神経の障害|第118回医師国家試験D10

第118回医師国家試験 D10(2024年)

正答:c

問題

眼窩吹き抜け骨折で起こりにくいのはどれか。

a.複視

b.鼻出血

c.嗅覚障害

d.眼球上転障害

e.頰部知覚障害

正答の理由

cです。眼窩底や内側壁が副鼻腔へ向かって骨折するため、眼窩内容の嵌頓による複視・眼球運動障害、副鼻腔への出血、眼窩下神経の障害による頰部知覚低下などを来します。嗅覚障害は通常の吹き抜け骨折の代表的な症状ではありません。

各選択肢の検討

a.複視:外眼筋や周囲組織の嵌頓などで生じます。

b.鼻出血:副鼻腔との交通や出血に伴い生じ得ます。

c.嗅覚障害:前頭蓋底などの損傷で問題となり、通常の眼窩吹き抜け骨折では起こりにくい症状です。

d.眼球上転障害:眼窩底で下直筋や組織が嵌頓すると起こり得ます。

e.頰部知覚障害:眼窩下神経の傷害により生じ得ます。

覚えるポイント

外傷後の複視では視力、眼球運動、知覚を確認し、筋嵌頓に伴う悪心・徐脈にも注意します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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