脾動脈は通常腹腔動脈から分岐する|第118回医師国家試験C6

第118回医師国家試験 C6(2024年)

正答:c

問題

脈管の解剖で正しいのはどれか。

a.総肝動脈と総胆管は伴走する。

b.下腸間膜動脈は尿管に伴走する。

c.脾動脈は腹腔動脈から分岐する。

d.Glisson 鞘には肝動脈、肝静脈および胆管が存在する。

e.上腸間膜静脈と下腸間膜静脈が合流して門脈を形成する。

正答の理由

標準的な解剖では腹腔動脈は左胃動脈、総肝動脈、脾動脈に分かれ、cが正しい記述です。Glisson鞘の三つの主要構造は肝動脈枝、門脈枝、胆管であり、肝静脈ではありません。

各選択肢の検討

a.総肝動脈と総胆管:肝十二指腸間膜内で胆管・門脈とともに走るのは主に固有肝動脈です。

b.下腸間膜動脈と尿管:下腸間膜動脈は腹大動脈から分岐して左側結腸・直腸上部などへ向かい、尿管に伴走する血管ではありません。

c.脾動脈は腹腔動脈から分岐:正しい。膵上縁付近を走り脾臓へ向かいます。

d.Glisson鞘に肝静脈:肝静脈ではなく門脈が含まれます。

e.上・下腸間膜静脈が合流し門脈:通常は上腸間膜静脈と脾静脈の合流で門脈を形成します。下腸間膜静脈の流入には変異があります。

覚えるポイント

動脈・静脈には分岐変異がありますが、本問は標準的な走行と構成を問います。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第118回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました