コレステロール塞栓症では好酸球増加を伴う|第118回医師国家試験C1

第118回医師国家試験 C1(2024年)

正答:d

問題

好酸球増加がみられる疾患はどれか。

a.IgA 腎症

b.遺伝性血管性浮腫

c.抗リン脂質抗体症候群

d.コレステロール塞栓症

e.多発血管炎性肉芽腫症

正答の理由

コレステロール結晶が細い動脈に塞栓し、局所の炎症反応を起こすコレステロール塞栓症では、一過性の好酸球増加を伴うことがあります。選択肢ではdが適切です。カテーテル操作などの後に腎機能悪化、網状皮斑、blue toeを認めた際の手掛かりになります。

各選択肢の検討

a.IgA腎症:糸球体へのIgA沈着が特徴で、好酸球増加は典型的ではありません。

b.遺伝性血管性浮腫:主にブラジキニンを介した浮腫で、好酸球増加を特徴としません。

c.抗リン脂質抗体症候群:血栓症や妊娠合併症が中心で、好酸球増加は典型的ではありません。

d.コレステロール塞栓症:正しい。炎症に伴う好酸球増加や低補体血症を認めることがあります。

e.多発血管炎性肉芽腫症:好酸球増加を特徴とする好酸球性多発血管炎性肉芽腫症とは区別します。

覚えるポイント

好酸球増加だけでは診断できません。血管操作歴と腎・皮膚所見を合わせます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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