短期処方はポリファーマシーの典型的な原因ではない|第118回医師国家試験B15

第118回医師国家試験 B15(2024年)

正答:b

問題

高齢者のポリファーマシーの原因で誤っているのはどれか。

a.多疾患の併存

b.処方日数の短期化

c.複数医療機関からの処方

d.薬剤自己管理能力の低下

e.医療機関と薬局の連携の欠如

正答の理由

誤りはbです。高齢者では多疾患併存、複数の医療機関への受診、服薬管理能力の低下、情報共有不足などが重なって不適切な多剤服用につながります。処方日数の短期化自体は典型的な原因ではなく、状況に応じて処方を再評価する機会を増やすことにもなります。

各選択肢の検討

a.多疾患の併存:疾患ごとの薬が重なり、薬剤数が増えやすくなります。

b.処方日数の短期化:これ自体をポリファーマシーの典型的原因とはしません。服用状態や副作用を再評価する機会にもなります。

c.複数医療機関の処方:全体像が把握されず重複処方や相互作用が生じ得ます。

d.自己管理能力低下:飲み間違い、残薬、重複服用などの問題につながります。

e.医療機関・薬局の連携欠如:処方全体の確認や不要薬の整理が難しくなります。

覚えるポイント

ポリファーマシーは薬の数だけの問題ではなく、有害事象や服薬上の問題が生じる状態として評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第118回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました