患者・市民参画でも守秘義務は必要|第118回医師国家試験B11

第118回医師国家試験 B11(2024年)

正答:b

問題

臨床研究における患者・市民参画で誤っているのはどれか。

a.研究初期からパートナーとして参画する。

b.研究で知り得た情報を公開する権利がある。

c.研究対象者の負担が軽減されるように助言する。

d.研究倫理審査委員会へ一般の立場の委員として参加する。

e.研究に関連する文書が分かりやすい表現になるように助言する。

正答の理由

誤りはbです。患者・市民参画〈PPI〉は、研究を患者・市民と協働して進める取組ですが、参画中に知った個人情報や未公開情報を自由に公開できる権利を与えるものではありません。参画者にも守秘や利益相反の管理が求められます。

各選択肢の検討

a.研究初期から参画:課題設定や計画立案の段階から意見を取り入れることが重要です。

b.知り得た情報を公開する権利:研究対象者の個人情報や未公表情報を自由に公開することはできません。

c.対象者の負担軽減を助言:受診回数や検査負担などに患者の視点を反映できます。

d.一般の立場で倫理審査に参加:研究の説明や負担の妥当性などを一般の視点で評価します。

e.文書を分かりやすくする助言:説明文書や研究結果の伝え方の改善に役立ちます。

覚えるポイント

参画は単に研究対象者になることとは異なり、パートナーとして研究の質と妥当性を高める活動です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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