副腎不全と高カルシウム血症は食欲を低下させる|第117回医師国家試験F18

第117回医師国家試験 F18(2023年)

正答:b・e

問題

食思不振により体重が減少するのはどれか。2つ選べ。

a.糖尿病

b.副腎不全

c.褐色細胞腫

d.Basedow病

e.副甲状腺機能亢進症

正答の理由

副腎不全ではコルチゾール不足に伴って食欲低下や悪心、体重減少をきたします。副甲状腺機能亢進症でも高カルシウム血症による食欲低下や消化器症状がみられます。体重減少があっても、食欲低下によるのか、代謝亢進などによるのかを区別します。

各選択肢の検討

a.典型的にはインスリン作用不足によるエネルギー利用障害で体重が減少し、食欲が増すこともあります。ケトアシドーシス等では食欲不振もあり得ます。

b.正しい。食欲不振、倦怠感、悪心、体重減少が代表的な症状です。

c.主にカテコールアミン過剰による代謝亢進が体重減少に関わります。

d.典型的には食欲が保たれるか増進していても、甲状腺ホルモン過剰で体重が減少します。

e.正しい。高カルシウム血症は食欲低下、悪心、便秘などをきたします。

覚えるポイント

内分泌疾患の体重減少では、食欲低下とエネルギー消費増加を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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