第117回医師国家試験 F13(2023年)
正答:d
問題
副腎腺腫によるCushing症候群で認めないのはどれか。
a.円形顔貌
b.眼瞼浮腫
c.骨粗鬆症
d.色素沈着
e.皮膚線条
正答の理由
副腎腺腫からの自律的コルチゾール過剰により円形顔貌、浮腫、骨粗鬆症、皮膚線条などを来します。負のフィードバックでACTHは抑制されるため、ACTH過剰による色素沈着は典型的ではありません。
各選択肢の検討
a.脂肪分布の変化により円形顔貌を呈します。
b.ナトリウム・水貯留などにより浮腫を伴うことがあります。
c.コルチゾール過剰で骨形成が低下し、骨粗鬆症・骨折を生じやすくなります。
d.正解。ACTHが抑制される副腎性では、ACTH過剰に伴う色素沈着はみられにくい所見です。
e.皮膚菲薄化と伸展により赤紫色の皮膚線条を来します。
覚えるポイント
副腎性ではコルチゾール高値・ACTH低値という組合せを押さえる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。