第117回医師国家試験 F2(2023年)
正答:c・d
問題
汎血球減少を呈するのはどれか。2つ選べ。
a.赤芽球癆
b.鉄欠乏性貧血
c.再生不良性貧血
d.骨髄異形成症候群
e.慢性リンパ性白血病
正答の理由
赤血球・白血球・血小板の3系統が減少する汎血球減少は、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群で認めます。前者は造血幹細胞障害、後者は無効造血が中心です。
各選択肢の検討
a.主に赤血球系が選択的に障害され、白血球・血小板は通常保たれます。
b.典型的には赤血球系の小球性貧血で、汎血球減少を代表所見とはしません。
c.正しい。骨髄低形成により3系統の造血が低下します。
d.正しい。複数系統の無効造血により汎血球減少を来します。全例が3系統低下するわけではありません。
e.典型的には成熟リンパ球の増加が特徴です。進行例や治療後には他系統も減少し得ますが、本問の代表的組合せではありません。
覚えるポイント
単一系統の貧血と複数系統の骨髄不全を区別する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。