標準予防策は曝露リスクに応じて防護具を使う|第117回医師国家試験E24

第117回医師国家試験 E24(2023年)

正答:d

問題

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。

a.滅菌手袋を着用する。

b.感染症と診断してから実施する。

c.次亜塩素酸ナトリウムで手指衛生を行う。

d.患者が嘔吐している場合は撥水性ガウンを着用して診察する。

e.患者の唾液が付着した木製舌圧子は一般廃棄物として処理する。

正答の理由

標準予防策は感染症の診断にかかわらず、すべての患者に適用します。嘔吐物で衣服や皮膚が汚染される可能性があるため、撥水性ガウンを着用するdが適切です。飛散の可能性に応じて手袋や目・顔の防護も選択します。

各選択肢の検討

a.すべての診療で滅菌手袋が必要なわけではなく、手技に応じて清潔手袋と滅菌手袋を使い分けます。

b.診断を待たず、すべての患者に適用します。

c.通常はアルコール手指消毒薬または石けんと流水を用い、次亜塩素酸ナトリウムを手に用いません。

d.正しい。体液等の飛散・汚染の危険に応じてガウンを使用します。

e.唾液等で汚染した使用済み器具を、感染リスクの評価をせず一般廃棄物として扱いません。感染性の判断と施設の廃棄手順に従います。

覚えるポイント

標準予防策は全患者が対象で、防護具は予測される曝露に応じて選ぶ。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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