第117回医師国家試験 E5(2023年)
正答:c
問題
瞳孔異常をきたす原因と所見の組合せで誤っているのはどれか。
| 原因 | 所見 | ||
|---|---|---|---|
| a | 急性緑内障発作 | ― | 散瞳 |
| b | 交感神経作動薬 | ― | 散瞳 |
| c | Horner症候群 | ― | 散瞳 |
| d | 動眼神経麻痺 | ― | 散瞳 |
| e | 有機リン中毒 | ― | 縮瞳 |
正答の理由
Horner症候群では眼への交感神経経路が障害され、患側の縮瞳・軽度眼瞼下垂などを生じます。散瞳とするcが誤りです。
各選択肢の検討
a.急性閉塞隅角発作では中等度散瞳・対光反射低下がみられます。
b.交感神経刺激によって瞳孔散大筋が収縮し、散瞳します。
c.誤り。Horner症候群の患側は縮瞳します。
d.副交感神経線維が障害されると散瞳を来します。ただし動眼神経麻痺すべてに散瞳が伴うわけではありません。
e.コリンエステラーゼ阻害によるムスカリン作用で縮瞳します。
覚えるポイント
瞳孔は交感神経で散大、副交感神経で縮小する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。