第117回医師国家試験 D6(2023年)
正答:d
問題
抗リン脂質抗体症候群で正しいのはどれか。
a.血小板が増加する。
b.永続的な妊娠の禁止を要する。
c.プロトロンビン時間が短縮する。
d.妊娠高血圧症候群の高リスクである。
e.副腎皮質ステロイドが第一選択薬である。
正答の理由
抗リン脂質抗体症候群は血栓症や妊娠合併症を起こし、妊娠高血圧症候群の高リスクとなります。既往やリスクに応じ、低用量アスピリンやヘパリンなどを用いて妊娠管理を行います。
各選択肢の検討
a.血小板が増加する。:血小板減少を伴うことがあり、増加が特徴ではありません。
b.永続的な妊娠の禁止を要する。:適切な管理下で妊娠を検討でき、永続的な妊娠禁止ではありません。
c.プロトロンビン時間が短縮する。:プロトロンビン時間の短縮が特徴ではありません。ループスアンチコアグラントではAPTT延長がみられることがあります。
d.妊娠高血圧症候群の高リスクである。:正しい。胎盤機能障害や妊娠高血圧症候群のリスクがあります。
e.副腎皮質ステロイドが第一選択薬である。:基本は病型に応じた抗血栓療法で、ステロイドが一律の第一選択ではありません。
覚えるポイント
試験管内の凝固時間延長と、体内の血栓傾向は両立する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。