駆出率低下心不全とベラパミル|第117回医師国家試験D2

第117回医師国家試験 D2(2023年)

正答:b

問題

左室駆出率が低下した心不全を増悪させる薬剤はどれか。

a.スタチン

b.ベラパミル

c.ACE 阻害薬

d.SGLT2 阻害薬

e.プロトンポンプ阻害薬

正答の理由

ベラパミルは非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬で、陰性変力作用により心収縮力を低下させます。左室駆出率が低下した心不全を増悪させ得るため、選択肢ではbです。

各選択肢の検討

a.スタチン:通常、陰性変力作用で心不全を増悪させる薬剤ではありません。

b.ベラパミル:正しい。心収縮力を抑制し、心不全の増悪につながります。

c.ACE 阻害薬:駆出率低下心不全の治療に用いられる薬剤です。

d.SGLT2 阻害薬:駆出率低下心不全の予後改善に用いられる薬剤です。

e.プロトンポンプ阻害薬:胃酸分泌を抑制する薬で、本問の典型的な増悪薬ではありません。

覚えるポイント

ベラパミルの陰性変力作用を、降圧薬一般の作用と混同しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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