経食道心エコーで開閉する僧帽弁を同定する|第117回医師国家試験C8

第117回医師国家試験 C8(2023年)

正答:a

問題

経食道心エコー図(別冊No.1A、B)を別に示す。

矢印の構造物として正しいのはどれか。

a.僧帽弁

b.三尖弁

c.大動脈弁

d.肺動脈弁

e.心房中隔

矢印は接合して閉じた僧帽弁尖を示す。
別冊No.1A:収縮期 / 出典:厚生労働省・第117回C別冊(原本の該当ページ)
矢印は左室側へ開いた僧帽弁尖を示す。
別冊No.1B:拡張期 / 出典:厚生労働省・第117回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

矢印は左房と左室の間の弁を示しています。収縮期のAで弁尖が接合して閉じ、拡張期のBで左室側へ開いていることから僧帽弁と分かります。aを選びます。

画像の見方

画面上方の左房と下方の左室の境界に矢印があります。Aでは弁尖が接合して閉鎖し、Bでは弁尖が左室側に開放しています。拡張期に開く左側房室弁である僧帽弁の動きです。

各選択肢の検討

a.僧帽弁:正しい。左房と左室の間にあり、拡張期に開き収縮期に閉じます。

b.三尖弁:右房と右室の間の房室弁で、提示像の左房・左室間の構造とは異なります。

c.大動脈弁:左室流出路と大動脈の間にあり、通常は収縮期に開く半月弁です。

d.肺動脈弁:右室流出路と肺動脈の間の半月弁です。

e.心房中隔:両心房を隔てる壁で、心周期に合わせて開閉する弁尖ではありません。

覚えるポイント

経食道では探触子に近い左房が画面上方に見えます。位置関係と開閉する時相を組み合わせます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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