第117回医師国家試験 C1(2023年)
正答:b・c・e
問題
腹部診察について、Traube三角を構成するのはどれか。3つ選べ。
a.脊椎
b.肋骨
c.腋窩線
d.腸骨稜
e.肋骨弓
正答の理由
Traube三角は左前下胸部の打診領域で、上方の左第6肋骨、外側の腋窩線、下方の左肋骨弓で囲まれます。したがってb、c、eです。通常は胃内のガスによる鼓音を聴取し、脾腫などで濁音化することがあります。
各選択肢の検討
a.脊椎:後方の構造で、左前下胸部のTraube三角の境界ではありません。
b.肋骨:正しい。上方の境界は左第6肋骨です。
c.腋窩線:正しい。外側の境界です。
d.腸骨稜:骨盤の上縁であり、この領域の境界ではありません。
e.肋骨弓:正しい。下方の境界を作ります。
覚えるポイント
位置を胸壁上で確認し、脾臓の触診所見と合わせて評価します。濁音化だけで脾腫が確定するわけではありません。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。