慢性心不全の体液貯留と毎日の体重測定|第117回医師国家試験B29

第117回医師国家試験 B29(2023年)

正答:d

問題

76歳の女性。高血圧と慢性心不全のため入院していた。退院後は自宅近くの診療所に通院し、かかりつけ医の指導により自宅で毎朝体温、脈拍、血圧および体重の測定を行い、下腿浮腫の有無を確認している。

体液の過剰状態を早期に判断するために最も信頼度が高い項目はどれか。

a.体温

b.脈拍

c.血圧

d.体重

e.浮腫

正答の理由

短期間の体重増加は体内に貯留した水分を反映し、浮腫が目立つ前から捉えられるためdが適切です。毎朝、同じ体重計を使い、排尿後・朝食前など条件をそろえて推移を確認します。

各選択肢の検討

a.体温:感染などの評価には役立ちますが、体液過剰を直接捉える項目ではありません。

b.脈拍:不整脈、薬剤、発熱など多くの要因で変化します。

c.血圧:循環の評価に重要ですが、体液増加と一対一には対応しません。

d.体重:正しい。一定条件で連日測定し、短期間の増加を捉えます。

e.浮腫:重要な所見ですが、明らかになるまでに時間がかかり、姿勢などの影響も受けます。

覚えるポイント

心不全では毎日の体重の変化から早めに体液貯留を察知する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました