リスボン宣言と未成年患者の意思|第117回医師国家試験B25

第117回医師国家試験 B25(2023年)

正答:e

問題

リスボン宣言の内容で誤っているのはどれか。

a.患者には医療情報の提供を拒否する権利がある。

b.患者には医学教育への参加を拒否する権利がある。

c.自殺企図の患者の場合、患者の生命を救う努力をする。

d.患者の情報は患者の死後も秘密が守られる必要がある。

e.患者が未成年の場合、患者の意思よりも代理人の希望が優先される。

正答の理由

未成年でも判断能力に応じて意思決定に関与し、その意思を尊重します。代理人の希望を常に本人の意思より優先するというeは誤りです。本人の最善の利益と、法的に必要な同意手続の双方を考慮します。

各選択肢の検討

a.患者には医療情報の提供を拒否する権利がある。:他人の生命保護に必要な場合を除き、明確に希望したときに情報を知らされない権利があります。

b.患者には医学教育への参加を拒否する権利がある。:医学研究や医学教育への参加を拒否する権利があります。

c.自殺企図の患者の場合、患者の生命を救う努力をする。:自殺企図により意識を失った患者の生命を救う努力をすることが宣言に示されています。

d.患者の情報は患者の死後も秘密が守られる必要がある。:患者の死後も守秘義務は続きます。

e.患者が未成年の場合、患者の意思よりも代理人の希望が優先される。:正答。未成年であっても能力が許す限り意思決定に参加し、合理的な判断を尊重します。

覚えるポイント

未成年という理由で本人の意思を一律に排除しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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