第117回医師国家試験 B11(2023年)
正答:b
問題
患者の訴えのうち、抑うつ状態が最も考えられるのはどれか。
a.「すぐにかっとなってしまいます」
b.「何をするのも億劫で仕方ありません」
c.「なんとなく落ち着かない気持ちになります」
d.「昼間にうとうとすることが多くなりました」
e.「外に出ると誰かに見られているような気がします」
正答の理由
「何をするのも億劫」は意欲低下や気力・エネルギーの低下を表し、選択肢では抑うつ状態を最も示唆するbが適切です。抑うつ気分や興味・喜びの低下、持続期間、生活への影響なども併せて評価し、この一言だけでうつ病と確定するわけではありません。
各選択肢の検討
a.「すぐにかっとなってしまいます」:易怒性を表します。抑うつでもみられますが、ここでは意欲低下の訴えがより適切です。
b.「何をするのも億劫で仕方ありません」:正しい。意欲やエネルギーの低下を示唆します。
c.「なんとなく落ち着かない気持ちになります」:不安・焦燥を表す訴えです。
d.「昼間にうとうとすることが多くなりました」:日中の眠気は睡眠障害や薬剤などでも生じます。
e.「外に出ると誰かに見られているような気がします」:被注察感を示唆する訴えです。
覚えるポイント
抑うつ状態では気分だけでなく、意欲や興味・喜びの低下を尋ねる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。