国民生活基礎調査の有訴者率と腰痛|第117回医師国家試験B10

第117回医師国家試験 B10(2023年)

正答:d

問題

2016年および2019年に行われた国民生活基礎調査で、病気やけが等で自覚症状がある人数を人口1,000人比で求めた有訴者率を、性別と症状別にグラフに記したもの(別冊No.1)を別に示す。

Aの症状はどれか。

a.下痢

b.動悸

c.腹痛

d.腰痛

e.手足のしびれ

2016年と2019年の男女別・症状別有訴者率
出典:厚生労働省・第117回B別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

Aは男性で最も高く、女性では肩こりに次いで高いため、腰痛のdを選びます。2019年国民生活基礎調査の腰痛の有訴者率は人口1,000人当たり男性91.2、女性113.3で、原図の位置と一致します。現在の順位ではなく、設問で指定された2016年・2019年の調査を読みます。

画像の見方

男性のAは人口1,000人当たり約90人で、肩こりなどより高い棒です。女性のAは約110人で肩こりと近い高さにあり、次の「手足の関節が痛む」より高くなっています。2016年と2019年でこの位置関係はほぼ共通し、Aが腰痛と分かります。

各選択肢の検討

a.下痢:図のように男女とも約90〜110/1,000人となる最上位の症状ではありません。

b.動悸:男女とも上位のAには該当しません。

c.腹痛:Aの男女別の順位と一致しません。

d.腰痛:正しい。男性で第1位、女性で肩こりに次ぐ症状です。

e.手足のしびれ:原図のAより低く、この上位5症状のAには該当しません。

覚えるポイント

調査年、人口当たりの尺度、男女別順位を併せて読む。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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