胎児循環と臍帯動脈の酸素飽和度|第117回医師国家試験B4

第117回医師国家試験 B4(2023年)

正答:d

問題

胎児期に血液酸素飽和度が最も低いのはどれか。

a.左心室

b.静脈管

c.臍帯静脈

d.臍帯動脈

e.中大脳動脈

正答の理由

臍帯動脈は胎児で酸素を消費した血液を胎盤へ戻す血管で、選択肢では最も酸素飽和度が低いためdを選びます。胎盤で酸素化された血液は臍帯静脈から胎児に入り、静脈管・下大静脈・卵円孔などを介して重要臓器へ送られます。

各選択肢の検討

a.左心室:卵円孔を通る比較的酸素化された血液が流入します。

b.静脈管:臍帯静脈の酸素化された血液が通ります。

c.臍帯静脈:胎盤から酸素化された血液を胎児へ運びます。

d.臍帯動脈:正しい。胎児から胎盤へ戻る低酸素側の血液が流れます。

e.中大脳動脈:左心室から上行大動脈・頸動脈を通る比較的酸素化された血液を受けます。

覚えるポイント

臍帯血管の動静脈名は、酸素量ではなく胎児心臓から見た血流方向で決まる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました