過剰だと自覚しながら反復する確認は強迫症|第117回医師国家試験A59

第117回医師国家試験 A59(2023年)

正答:c

問題

35歳の男性。「戸締りを確認していて毎日のように遅刻してしまう」という主訴で来院した。一人暮らしだが、約3か月前に近所で空き巣があったというニュースを聞いてから、自分では過剰だと思いながらも戸締りの確認がやめられずに悩んでいる。仕事でも書類の紛失を心配して確認することが目立つようになった。集中力や意欲に問題はない。

考えられるのはどれか。

a.適応障害

b.解離性障害

c.強迫性障害

d.身体化障害

e.社交〈社会〉不安障害

正答の理由

戸締りや書類紛失への不安に対して、過剰と自覚しながら確認を繰り返し、遅刻など生活上の支障が生じています。強迫観念と確認行為という強迫行為から強迫性障害を考えます。

各選択肢の検討

a.きっかけとなる出来事はありますが、症状の中心は反復する強迫観念・強迫行為です。

b.記憶・意識・同一性などの統合の障害ではなく、反復確認が主体です。

c.正しい。無意味・過剰と感じながらも繰り返す確認行為が典型的です。

d.身体症状の反復やそれへのとらわれが中心ではありません。

e.他人から注目・評価される状況への恐怖が中心ではありません。

覚えるポイント

確認行為の回数だけでなく、苦痛・時間消費・生活への支障を確認します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました