妊娠・悪性腫瘍・エストロゲン製剤はVTEリスク|第117回医師国家試験A10

第117回医師国家試験 A10(2023年)

正答:a・c・d

問題

下肢の深部静脈血栓のリスクファクターとなるのはどれか。3つ選べ。

a.妊娠

b.う歯治療

c.担癌状態

d.経口避妊薬内服

e.Helicobacter pylori感染

正答の理由

妊娠、担癌状態、エストロゲンを含む経口避妊薬は、静脈うっ滞や凝固能亢進などを介して深部静脈血栓症のリスクを高めます。通常のう歯治療やH. pylori感染は、この設問で選ぶ確立した代表的リスク因子ではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。凝固能亢進と妊娠子宮による静脈還流障害が関与します。

b.通常のう歯治療は深部静脈血栓症の代表的なリスク因子ではありません。

c.正しい。腫瘍による凝固亢進に加え、治療や活動性低下なども影響します。

d.正しい。特にエストロゲン含有製剤で静脈血栓塞栓症リスクが上昇します。

e.H. pylori感染はこの中で選ぶ標準的なVTEリスク因子ではありません。

覚えるポイント

血流停滞・血管内皮障害・凝固能亢進のVirchowの三徴で整理します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました