肝硬変では静止時振戦より羽ばたき振戦|第117回医師国家試験A9

第117回医師国家試験 A9(2023年)

正答:b

問題

肝硬変でみられない所見はどれか。

a.手掌紅斑

b.静止時振戦

c.女性化乳房

d.くも状血管腫

e.腹壁静脈怒張

正答の理由

肝硬変では肝機能低下に伴う手掌紅斑・女性化乳房・くも状血管腫、門脈圧亢進に伴う腹壁静脈怒張などを認めます。肝性脳症でみられるのは羽ばたき振戦であり、Parkinson病などの静止時振戦とは異なります。

各選択肢の検討

a.ホルモン代謝の変化などに関連して認めます。

b.正解。静止時振戦は肝硬変の典型的所見ではありません。

c.男性のエストロゲン・アンドロゲンバランスの変化などで生じます。

d.肝硬変に伴う特徴的な皮膚血管所見です。

e.門脈圧亢進による側副血行路の発達で認めます。

覚えるポイント

羽ばたき振戦は持続姿勢が一時的に途切れる陰性ミオクローヌスで、肝疾患に特異的ではありません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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