第117回医師国家試験 A4(2023年)
正答:d
問題
急性好酸球性肺炎について誤っているのはどれか。
a.胸水貯留
b.IL‐5上昇
c.末梢血好酸球数正常
d.片側性すりガラス陰影
e.気管支肺胞洗浄液中の好酸球数増加
正答の理由
急性好酸球性肺炎では、急性の発熱・低酸素血症と両側びまん性すりガラス陰影を認め、胸水を伴うことがあります。発症早期には末梢血好酸球が正常でも、気管支肺胞洗浄液では好酸球増加を認めます。片側性という記載が典型像と異なります。
各選択肢の検討
a.胸水、特に両側胸水を伴うことがあります。
b.好酸球の増殖・活性化に関わるIL-5の上昇が報告されています。
c.発症早期には末梢血好酸球増加を欠くことがあり、正常でも除外できません。
d.誤り。典型的には両側のびまん性すりガラス陰影です。
e.診断に重要な所見で、通常BAL液の好酸球比率25%以上が目安です。
覚えるポイント
急性低酸素性呼吸不全で、末梢血好酸球が正常だからといって否定しません。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第117回医師国家試験問題および正答
- 急性好酸球性肺炎のCT原著(6症例)
- Clinical Characteristics of Acute Eosinophilic Pneumonia in Korean Military Personnel
- 急性好酸球性肺炎におけるIL-5上昇の症例報告
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。