第116回医師国家試験 F8(2022年)
正答:a
問題
過多月経の原因となるのはどれか。
a.子宮腺筋症
b.子宮腔癒着症
c.Sheehan 症候群
d.多囊胞性卵巣症候群
e.高プロラクチン血症
正答の理由
子宮腺筋症では子宮内膜に類似した組織が筋層内に存在し、子宮腫大、月経困難症や過多月経を来します。他の選択肢は一般に希発月経・無月経等との関連が中心です。ただし無排卵性の出血などでは長引く多量出血もあり得るため、他の疾患では絶対に多量出血しないとはしません。
各選択肢の検討
a.正しい。過多月経と強い月経痛の代表的な原因です。
b.子宮内膜の癒着で過少月経・無月経が典型です。
c.分娩後の下垂体機能低下で無月経や乳汁分泌不全を来します。
d.希発月経・無月経が典型です。一方、慢性無排卵に伴う不正・多量出血を起こす場合はあります。
e.性腺刺激機能を抑えて希発月経・無月経を来します。
覚えるポイント
子宮腺筋症は過多月経と月経痛、子宮腔癒着は過少月経・無月経。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。