成熟神経組織の放射線感受性|第116回医師国家試験F3

第116回医師国家試験 F3(2022年)

正答:c

問題

最も放射線感受性が低いのはどれか。

a.甲状腺

b.骨髄

c.神経

d.皮膚

e.卵巣

正答の理由

一般に分裂が盛んで未分化な細胞は放射線感受性が高く、成熟して分裂の少ない細胞は低くなります。成人の神経組織は後者に当たるため、提示された中では最も感受性が低いものです。ただし高線量では神経も障害されるので、放射線の影響がないという意味ではありません。

各選択肢の検討

a.甲状腺は特に小児で放射線による発癌への感受性が問題となります。

b.造血細胞は細胞増殖が盛んで感受性が高い組織です。

c.正しい。成熟神経細胞は分裂しにくく、相対的に感受性が低い組織です。

d.皮膚の基底細胞などは分裂があり、一定線量以上で皮膚障害が生じます。

e.生殖細胞は感受性が高く、生殖機能への影響が問題になります。

覚えるポイント

放射線感受性は一般に、増殖が盛ん・未分化な細胞で高い。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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