第116回医師国家試験 E13(2022年)
正答:e
問題
腎盂腎炎の診断に最も有用なのはどれか。
a.Grey-Turner徴候
b.Rovsing徴候
c.Rosenstein徴候
d.反跳痛
e.肋骨脊柱角の叩打痛
正答の理由
発熱、悪寒、側腹部痛等に加え、肋骨脊柱角〈CVA〉の叩打痛は腎盂腎炎を疑う重要な身体所見です。尿検査・尿培養等と合わせて診断します。CVA叩打痛だけで確定するわけではなく、結石等も鑑別します。
各選択肢の検討
a.側腹部の皮下出血斑で、重症膵炎などの後腹膜出血を疑う所見です。
b.左下腹部の圧迫で右下腹部痛が誘発され、虫垂炎を疑う所見です。
c.左側臥位で右下腹部の圧痛が強くなるなど、虫垂炎を疑う所見です。
d.腹膜刺激所見で、腎盂腎炎の診断に特に有用な所見ではありません。
e.正しい。腎周囲に炎症が及んだ際等に誘発される痛みを確認します。
覚えるポイント
発熱と側腹部痛にCVA叩打痛を認めたら、腎盂腎炎を考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。