第116回医師国家試験 E8(2022年)
正答:a
問題
ショックの原因と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | ショックの原因 | 治療薬 |
|---|---|---|
| a | 敗血症 | ノルアドレナリン |
| b | 大量出血 | ヘパリン |
| c | 徐脈性不整脈 | グルコース |
| d | 肺血栓塞栓症 | アミノフィリン |
| e | アナフィラキシー | リドカイン |
正答の理由
敗血症性ショックでは、適切な輸液・感染源治療等とともに、ノルアドレナリンを第一選択の昇圧薬として用います。ショックの原因ごとに必要な治療が異なるため、昇圧薬だけで全病態を治療するわけではありません。
各選択肢の検討
a.正しい。敗血症性ショックの低血圧に用いる第一選択の昇圧薬です。
b.止血と輸血等が必要で、ヘパリンは出血を悪化させ得ます。
c.症候性徐脈ではアトロピンやペーシング等を検討します。グルコースは低血糖等がある場合です。
d.抗凝固や、循環不安定例では血栓溶解・カテーテル治療等を検討します。アミノフィリンは標準の治療ではありません。
e.第一選択はアドレナリン筋注で、リドカインではありません。
覚えるポイント
敗血症性ショックの昇圧はノルアドレナリンを基本とする。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。