第116回医師国家試験 E4(2022年)
正答:d
問題
浮腫をきたした場合、片側に出現するのはどれか。
a.肝硬変
b.急性心不全
c.ネフローゼ症候群
d.蜂巣炎(蜂窩織炎)
e.甲状腺機能低下症
正答の理由
蜂巣炎は局所の皮膚・皮下組織の感染で、罹患側に発赤、熱感、疼痛、浮腫を生じます。肝硬変、心不全、ネフローゼ、甲状腺機能低下症は全身的な機序による浮腫を考える疾患です。片側性の腫脹では深部静脈血栓症なども鑑別します。
各選択肢の検討
a.低アルブミン血症や門脈圧亢進等を背景とする全身性・両側性の浮腫が基本です。
b.静脈うっ血等による両側下肢浮腫を考えます。
c.尿蛋白喪失と低アルブミン血症等による全身性浮腫です。
d.正しい。感染した片側に局所の浮腫が出現し得ます。
e.粘液水腫をきたしますが、局所感染による片側性浮腫とは異なります。
覚えるポイント
浮腫の左右差は、全身疾患か局所の静脈・リンパ・炎症病変かを考える手掛かり。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。