第116回医師国家試験 D11(2022年)
正答:c・e
問題
咽頭痛を認める小児で咽後膿瘍を疑う症状はどれか。2つ選べ。
a.難聴
b.鼻出血
c.頻呼吸
d.顔面麻痺
e.嚥下困難
正答の理由
咽後膿瘍は深頸部感染症で、咽頭痛・発熱に嚥下困難、頸部痛・可動制限などを伴います。咽頭・気道の狭窄が進むと呼吸障害を来すため、頻呼吸も疑う手掛かりです。小児では気道が狭いため、呼吸状態を評価し、耳鼻咽喉科や気道管理のできるチームと連携します。
各選択肢の検討
a.中耳疾患などでみられますが、咽後膿瘍に特徴的な選択肢ではありません。
b.鼻腔疾患などの所見で、本問では選びません。
c.正しい。上気道の狭窄や感染に伴い呼吸数が増えることがあります。
d.咽後膿瘍を疑う典型的な所見ではありません。
e.正しい。咽頭深部の炎症・腫脹により飲み込みにくくなります。
覚えるポイント
小児の咽頭痛に嚥下障害・呼吸異常・頸部可動制限があれば深頸部感染を疑う。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。