経食道心エコーの左心系長軸像|第116回医師国家試験C33

第116回医師国家試験 C33(2022年)

正答:b・c

問題

収縮期(別冊No. 4A)と拡張期(別冊No. 4B)の経食道心臓超音波像を別に示す。

正しいのはどれか。2つ選べ。

a.Aは右心房である。

b.Bは僧帽弁である。

c.Cは左心室である。

d.Dは肺動脈弁である。

e.Eは左心房である。

収縮期の左心系長軸像。A左房、B僧帽弁、C左室、D大動脈弁、E上行大動脈を示す
別冊No.4A:収縮期の経食道心エコー / 出典:厚生労働省・第116回C別冊(原本の該当ページ)
拡張期の左心系長軸像で、僧帽弁の開放と大動脈弁の閉鎖を認める
別冊No.4B:拡張期の経食道心エコー / 出典:厚生労働省・第116回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

食道から描出する左心系長軸像です。画像上方のAが左心房、Bが僧帽弁、Cが左心室、Dが大動脈弁、Eが上行大動脈に相当します。僧帽弁は左心房と左心室の間にあり、収縮期に閉鎖、拡張期に開放することも確認できます。

画像の見方

探触子に近い上方に左心房Aがあり、その下のBが僧帽弁、Cが左心室です。左室流出路のDは大動脈弁で、その先のEが上行大動脈です。収縮期Aでは僧帽弁が閉じ大動脈弁が開き、拡張期Bではその関係が反転しているため、静止画の位置関係と弁の動きを合わせて同定できます。

各選択肢の検討

a.Aは食道に近い左心房です。右心房ではありません。

b.正しい。左心房と左心室の間の僧帽弁です。

c.正しい。僧帽弁の先に広がる左心室です。

d.Dは左室流出路と上行大動脈の間の大動脈弁です。

e.Eは大動脈弁に続く上行大動脈です。

覚えるポイント

TEEでは探触子に近い左心房から僧帽弁・左心室・左室流出路へ位置を追う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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