第116回医師国家試験 C11(2022年)
正答:d
問題
A医師は地域で禁煙を進めるための様々な活動をしている。定期的に地域の小学校に出向いて①小学生への禁煙教育を行い、近くの企業の②産業医として禁煙活動を行っている。また、自らの診療所で③喫煙者の健康診断や④慢性閉塞性肺疾患の患者の呼吸リハビリテーションも行っている。週末には近所の産婦人科に出かけ、母親学級で⑤喫煙妊婦の禁煙指導も行っている。
下線部のうち、三次予防はどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤
正答の理由
三次予防は、すでに発症した疾病の機能障害を軽減し、生活機能や社会参加を維持・回復する取組です。COPD患者への呼吸リハビリテーションはこの目的に合致します。発症前の禁煙教育・禁煙指導は一次予防、健康診断による早期発見は二次予防として整理します。
各選択肢の検討
a.①は喫煙開始や将来の疾患発症を防ぐ一次予防です。
b.②は禁煙を進めて疾患発症を防ぐ活動で、ここでは一次予防です。
c.③は健康診断による早期発見で、二次予防です。
d.正しい。④は発症したCOPDによる機能低下に対する呼吸リハビリテーションで、三次予防です。
e.⑤は喫煙に伴う母児への健康障害を予防する取組です。
覚えるポイント
一次=発症予防、二次=早期発見・治療、三次=障害軽減・機能回復。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。