低栄養高齢者のタンパク質必要量|第116回医師国家試験C2

第116回医師国家試験 C2(2022年)

正答:d

問題

低栄養が疑われる高齢者(BMI 18 kg/m²、6か月で3 kgの体重減少)で腎障害がない場合の栄養管理として適切でないのはどれか。

a.水分:30 mL/kg/日

b.脂肪:総エネルギーの25 %

c.糖質:総エネルギーの55 %

d.タンパク質:0.8 g/kg/日

e.総エネルギー:30 kcal/kg/日

正答の理由

BMI18 kg/m²で6か月間に3 kgの体重減少があり、低栄養への対応が必要です。腎障害がなければタンパク質0.8 g/kg/日は少なく、少なくとも1 g/kg/日を確保し、低栄養や疾患の状況に応じて1.2〜1.5 g/kg/日程度などを検討します。エネルギー・水分の目安も固定処方にせず、体重推移、摂取量、脱水や心不全の有無で調整します。

各選択肢の検討

a.水分30 mL/kg/日は一般的な目安として妥当で、喪失量や循環状態で調整します。

b.脂肪25%は通常のエネルギー配分の範囲です。

c.糖質55%は通常のエネルギー配分の範囲です。

d.正答(不適切)。低栄養高齢者で腎障害がない条件では0.8 g/kg/日は不足を来しやすい量です。

e.総エネルギー30 kcal/kg/日は出発点として使える目安です。低体重や活動量により増減します。

覚えるポイント

低栄養高齢者はエネルギーとともに十分なタンパク質を確保する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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