退院時要約の作成と責任|第116回医師国家試験B24

第116回医師国家試験 B24(2022年)

正答:a

問題

退院時要約について誤っているのはどれか。

a.検査入院では記載を省略できる。

b.患者の入院中の情報をまとめたものである。

c.退院後の診療のため遅滞のない記載が求められる。

d.退院後 14 日以内の記載で保険点数上の加算が認められている。

e.医師事務作業補助者が作成し、医師が承認したものは有効である。

正答の理由

退院時要約は入院中の評価・診断・治療や退院後の方針を伝える記録で、検査入院でも作成が必要です。出題当時の診療録管理体制加算には、全患者の作成や退院後14日以内の作成割合等の施設基準が設けられていました。医師事務作業補助者が文書作成を補助する場合も、医師が内容を確認・承認します。

各選択肢の検討

a.正答(誤り)。検査だけの入院でも、結果と今後の方針等を要約します。

b.正しい。入院中の診療情報をまとめます。

c.正しい。退院後の診療へ必要な情報を迅速につなぎます。

d.正しい。出題当時、診療録管理体制加算1では、前月退院患者のうち退院日の翌日から起算して14日以内に要約を作成し中央病歴管理室へ提出した者が毎月9割以上であること等が施設基準でした。個々の要約を14日以内に書けば自動的に追加算定できる、という意味ではありません。

e.正しい。補助者の作成を医師が確認・承認する運用は認められます。

覚えるポイント

退院時要約は検査入院も対象。補助者が関わっても医師による内容確認が必要。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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