インスリン研究の医学史|第116回医師国家試験B22

第116回医師国家試験 B22(2022年)

正答:c

問題

インスリンに関する医学史で最も新しいのはどれか。

a.膵臓ランゲルハンス島の発見

b.動物膵臓から抽出されたインスリンの精製

c.遺伝子工学によるヒトインスリン製剤の作製

d.インスリンのアミノ酸配列および立体構造の解明

e.膵臓除去犬が尿糖を含む多尿をきたすことの発見

正答の理由

膵島や膵摘出と糖尿病の関係の発見、動物膵由来インスリンの精製、分子構造の解明を経て、遺伝子組換え技術によるヒトインスリン製剤が実現しました。FDAは1982年に遺伝子工学で作られたヒトインスリンを承認しており、提示された出来事ではcが最も新しいものです。

各選択肢の検討

a.膵島の発見は19世紀で、製剤化より前です。

b.動物膵由来インスリンの精製・臨床応用は1920年代です。

c.正しい。遺伝子工学による製剤は構造解明後の出来事です。

d.アミノ酸配列や立体構造の解明は、遺伝子組換え製剤の実現より前です。

e.膵摘出後の糖尿病の発見は19世紀で、インスリン精製より前です。

覚えるポイント

発見・抽出精製→構造解明→遺伝子組換え製剤の順で整理する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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