第116回医師国家試験 B21(2022年)
正答:b
問題
脳脊髄液検査結果を評価する際、脳脊髄液の検査結果と血液の検査結果を比較すべきものはどれか。
a.アルブミン
b.グルコース
c.好中球数
d.蛋白
e.白血球数
正答の理由
髄液グルコース濃度は血糖の影響を受けるため、血糖と比較し髄液/血糖比も用いて評価します。髄膜炎等では糖濃度の絶対値だけでは血糖による影響と区別しにくいためです。成人の比は通常おおむね0.6前後ですが、血糖の変化や病態も考慮します。
各選択肢の検討
a.髄液/血清アルブミン比は血液髄液関門機能等の専門的評価に用いる場合がありますが、本問で一般的に比較すべき検査はグルコースです。
b.正しい。髄液糖は血糖と比較して評価します。
c.髄液好中球は細胞数・分画と経過を評価し、血中との単純な比を基本にしません。
d.髄液蛋白は通常の基準や病態で評価します。血清蛋白との単純比較が主目的ではありません。
e.血性穿刺では血中細胞数も参考にしますが、通常の髄液評価で特に血中値との比較が必要なのは糖です。
覚えるポイント
髄液糖を低い・高いと判断する前に血糖を確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。