第116回医師国家試験 B12(2022年)
正答:c
問題
幼児期以降に筋力低下が明らかになるのはどれか。
a.Werdnig-Hoffmann 病
b.新生児一過性重症筋無力症
c.Duchenne 型筋ジストロフィー
d.福山型先天性筋ジストロフィー
e.先天性筋強直性ジストロフィー
正答の理由
Duchenne型筋ジストロフィーでは、幼児期に転びやすさ、走行や階段昇降の難しさなどが明らかになります。他の選択肢は新生児期・乳児期から筋緊張低下や筋力低下を示す病態です。
各選択肢の検討
a.脊髄性筋萎縮症Ⅰ型に相当し、乳児期から筋力低下を示します。
b.母体由来の抗体によって新生児期に一過性の症状を示します。
c.正しい。幼児期以降に運動機能の問題が目立ってきます。
d.先天性で、乳児期から筋緊張低下・運動発達の遅れを示します。
e.出生時から筋緊張低下、呼吸・哺乳の問題などを示し得ます。
覚えるポイント
筋疾患の鑑別では、筋力低下が明らかになる時期を確認する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第116回医師国家試験問題および正答
- NINDS:Muscular dystrophy
- 難病情報センター:脊髄性筋萎縮症・I型の発症時期
- 難病情報センター:筋ジストロフィー・福山型の早期症状
- NHGRI:先天性筋強直性ジストロフィー
- Sternら:新生児一過性重症筋無力症・出生直後からの発症
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。