鼻指鼻試験には患者の理解と随意運動が必要|第116回医師国家試験B5

第116回医師国家試験 B5(2022年)

正答:d

問題

意識障害のある患者に行うことが困難な身体診察はどれか。

a.腱反射

b.項部硬直

c.対光反射

d.鼻指鼻試験

e.膝立て試験(下肢ドロッピングテスト)

正答の理由

鼻指鼻試験は指示を理解して自分の鼻と検者の指などを交互に触れる協調運動の検査であり、意識障害のため協力が得られない患者では適切な実施・評価が困難です。反射や他動的な徴候とは条件が異なります。

各選択肢の検討

a.反射弓の反応は、患者の随意的協力なしでも調べられます。

b.他動的に頸部を屈曲して抵抗を評価します。頸椎損傷等が疑われる場合は無理に行いません。

c.光刺激による瞳孔反応を観察する検査です。

d.正解。指示理解と随意的な協調運動が必要です。

e.膝を他動的に立てた下肢の保持・倒れ方を観察し、意識障害下の麻痺評価にも用います。

覚えるポイント

検査に患者の能動的な協力が必要かを考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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